スプリング・エフェメラル ~春の妖精たち~ ②
セツブンソウと領家八幡神社
民家脇の自生地から3分ほど歩くと領家八幡神社に到着。道の駅からは1kmほどの距離だ。

この神社の裏手の斜面にセツブンソウの自生地があり、ここにも沢山の花が咲いていた。
一昨年来た時も思ったのだが、ここには八重の花が多いようだ。自生地によって違いがあるのかな?
一昨年来た時も思ったのだが、ここには八重の花が多いようだ。自生地によって違いがあるのかな?

領家八幡神社に咲いたセツブンソウ
セツブンソウの種は蜜腺がついていて、蜜にひかれたアリが巣に運んで発芽し、周りに仲間を増やしていくらしい。アリが運ぶので、繁殖エリアの拡大は狭いだろうし、1キロ先の自生地と多少違うのが繁殖していてもおかしくはないと思うのだ。
セツブンソウの種は蜜腺がついていて、蜜にひかれたアリが巣に運んで発芽し、周りに仲間を増やしていくらしい。アリが運ぶので、繁殖エリアの拡大は狭いだろうし、1キロ先の自生地と多少違うのが繁殖していてもおかしくはないと思うのだ。
セツブンソウもいいのだが、この神社の醸し出す雰囲気が気になって、少し見させてもらうことにした。



左/領家八幡神社の鳥居 右/領家八幡神社案内板
鳥居は木製で、両部鳥居である。鳥居の傍の案内板には、領家八幡神社の由来が書いてあった。
鳥居は木製で、両部鳥居である。鳥居の傍の案内板には、領家八幡神社の由来が書いてあった。
木でできた鳥居の傍にある案内板によると、領家八幡神社は地頭領家の氏神で、社叢は広島県の天然記念物、常夜燈は総領町の指定文化財に指定されており、例祭は備後三大祭りの一つに数えられているらしい。
そして、私が一番気になったのだが、拝殿と鳥居の間にある随身門である。

領家八幡神社 随身門
結界である鳥居の内側にあり、神域である本殿、拝殿を守るのが随身門。
結界である鳥居の内側にあり、神域である本殿、拝殿を守るのが随身門。
中に安置されている随神像もそうなんだけど、門の中央部上部にいる猿の木像がかなり怪しい感じ。
見た感じ、猿なんだか河童なんだかよく分からない。魔を払うものなので、それなりに怖い人達を配置しているのだろうか?
見た感じ、猿なんだか河童なんだかよく分からない。魔を払うものなので、それなりに怖い人達を配置しているのだろうか?



左/随神像 右/随身門の中央上部にある猿の木像
ちょっと怪しい感じ。右の写真の奴なんて猿なのか、河童なのかよく分からない。神様というより、妖怪っぽいんだけど(失礼!)、大丈夫かな?
ちょっと怪しい感じ。右の写真の奴なんて猿なのか、河童なのかよく分からない。神様というより、妖怪っぽいんだけど(失礼!)、大丈夫かな?
狛犬は玉に乗ってて、可愛い感じなんだけど、夜中にここに来るのはちょっと嫌かな・・・・・・

玉に乗っている狛犬
玉に乗っている狛犬は尾道の石工が造り始めたものらしい。尾道の所でも書いたけど、尾道は優秀な石工を多数輩出しており、彼らの造作物はいろいろなところに伝わっているのだ。
玉に乗っている狛犬は尾道の石工が造り始めたものらしい。尾道の所でも書いたけど、尾道は優秀な石工を多数輩出しており、彼らの造作物はいろいろなところに伝わっているのだ。
セツブンソウと田総羊羹
再び道の駅に戻り、節分草そばを食べた後、光のドームに展示してあるセツブンソウと、セツブンソウの解説を見に行ってみた。

道の駅近くの自生地に咲くセツブンソウ
4年もかけて咲かせた花がこんなに小さいとは・・・
ヒマワリなんかとはえらい違いだ。
でも、この奥ゆかしさがいいんだよね。写真は撮り辛いけど・・・
4年もかけて咲かせた花がこんなに小さいとは・・・
ヒマワリなんかとはえらい違いだ。
でも、この奥ゆかしさがいいんだよね。写真は撮り辛いけど・・・
それによると、セツブンソウが花を咲かせるまでには、4~5年かかるのだそうだ。
1年ごとに少しずつ大きな葉を出しては、春になるまで地中で眠り続けて花を咲かせるためのエネルギーを蓄え、4年かけてようやく花を咲かせるのだという。
小さい花だし、てっきり発芽してすぐに花を開くんだと思っていたけど、苦労して咲かせた花だと思うと余計に可愛らしく思えてくるよね。
1年ごとに少しずつ大きな葉を出しては、春になるまで地中で眠り続けて花を咲かせるためのエネルギーを蓄え、4年かけてようやく花を咲かせるのだという。
小さい花だし、てっきり発芽してすぐに花を開くんだと思っていたけど、苦労して咲かせた花だと思うと余計に可愛らしく思えてくるよね。

節分草ようかん
総領町の特産品の羊羹。総領町にある横山甘泉堂さんがつくっている。総領町の美味しい水と北海道の小豆で作った美味しい羊羹。総領町にはいつもお世話になっているので、たまには宣伝もしておかないと。
総領町の特産品の羊羹。総領町にある横山甘泉堂さんがつくっている。総領町の美味しい水と北海道の小豆で作った美味しい羊羹。総領町にはいつもお世話になっているので、たまには宣伝もしておかないと。
最後に道の駅で節分草そばを食べ、節分草ようかんをお土産に買ってみた。
節分草ようかんは、総領町名物のの田総羊羹(たぶさようかん)を、節分草のイラスト入りパッケージで包んだ商品だ。
インターネットでも買えるから、食べてみてください。
・・・・なんて、たまには宣伝もしてみたりして。
節分草ようかんは、総領町名物のの田総羊羹(たぶさようかん)を、節分草のイラスト入りパッケージで包んだ商品だ。
インターネットでも買えるから、食べてみてください。
・・・・なんて、たまには宣伝もしてみたりして。
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