湧永満之記念庭園と常清滝 ④
常清滝 ②
滝まではあとひと踏ん張り。さらに山道を進んでいく。

さらに続く山道
お腹が減ったし、疲れてきた・・・
お腹が減ったし、疲れてきた・・・



常清滝下流の小川
苔むした倒木がたまらない。
苔むした倒木がたまらない。
そして、駐車場から20分ほど歩いたところで、視界が開け、ようやく滝が見えてきた。

常清滝
滝の傍にはベンチもあり、ゆっくりと眺められるようになっている。昔は、凍る滝ということでテレビにもよく出ていたのだが、最近は暖冬が続くせいか、ほとんど凍ることはないらしい。
滝の傍にはベンチもあり、ゆっくりと眺められるようになっている。昔は、凍る滝ということでテレビにもよく出ていたのだが、最近は暖冬が続くせいか、ほとんど凍ることはないらしい。
ベンチの横に建てられた解説板によると、常清滝は今から1億年くらい前に噴出した流紋岩の断崖にできた滝だそうだ。落差は126mにも及び、日光の華厳の滝(落差97m)や、熊野の那智の滝(落差133m)にも匹敵するという。
ただし、水量が少ないため、いまいち迫力には欠けるんだけどね・・・
ただし、水量が少ないため、いまいち迫力には欠けるんだけどね・・・

常清滝解説板
常清滝は、中生代白亜紀の中期に噴出した流紋岩の断崖にかかり、落差は126mにも及ぶ。昭和35年8月25日に広島県の名勝に指定されている。
常清滝は、中生代白亜紀の中期に噴出した流紋岩の断崖にかかり、落差は126mにも及ぶ。昭和35年8月25日に広島県の名勝に指定されている。
滝壺(?)の方に降りて、滝の下から上を眺めてみたのだが、上の方は木に隠れて見ることができない。
常清滝は三段に分かれ、上から、荒波(あらなみ)、白糸(しらいと)、玉水(たまみず)と名付けられているのだが、下段の玉水の滝と、中段の白糸の滝の一部しか見えないようだ。
常清滝は三段に分かれ、上から、荒波(あらなみ)、白糸(しらいと)、玉水(たまみず)と名付けられているのだが、下段の玉水の滝と、中段の白糸の滝の一部しか見えないようだ。

常清滝
最上段の荒波の滝が36m、中段の白糸の滝が69m、下段の玉水の滝が21mあるらしいのだが、上の方は木に隠れていて見ることができない。水量は少なく、滝壺といっても水たまり程度しかない。
残念ながら、滝行は無理っぽい・・・
最上段の荒波の滝が36m、中段の白糸の滝が69m、下段の玉水の滝が21mあるらしいのだが、上の方は木に隠れていて見ることができない。水量は少なく、滝壺といっても水たまり程度しかない。
残念ながら、滝行は無理っぽい・・・
滝の近くに、さらに山を登って行く階段があるのだが、そこは滝見台に登るための階段である。

常清滝の滝見台に登る階段
滝つぼの方からは階段が延々と続いているように見えるせいか、登らずに帰ってしまう人もいるのだが、展望台に登らないと滝の上の方は見ることができない。
常清滝に行ったら、是非登ってみてください。
滝つぼの方からは階段が延々と続いているように見えるせいか、登らずに帰ってしまう人もいるのだが、展望台に登らないと滝の上の方は見ることができない。
常清滝に行ったら、是非登ってみてください。
展望台に上ると、滝壺の方からは見ることのできなかった滝の上段(荒波の滝)と中段(白糸の滝)を見ることができる。
その代わりといってはなんだけど、展望台に上ると下段の玉水の滝を見ることができないんだけどね・・・
その代わりといってはなんだけど、展望台に上ると下段の玉水の滝を見ることができないんだけどね・・・

滝見台から見た常清滝
かなり高い所から落ちてきているのが分かるかな?植生が強いため、下の方は見ることができず、全体を見渡すことができない。
かなり高い所から落ちてきているのが分かるかな?植生が強いため、下の方は見ることができず、全体を見渡すことができない。
大きな滝なので、全体を撮るよりも上段から少しずつ撮っていき、パノラマ写真を造った方がいいかなと思って写真を撮ったつもりだったのだが、なんかうまくつながらなかった・・・
一応、最上段部分と、中段部分の写真を載せておきますので、想像力で補完してください。
一応、最上段部分と、中段部分の写真を載せておきますので、想像力で補完してください。



左/最上段部分 右/中段部分
シャッタースピードを遅くしたので、周囲の木々がかなりぶれている。特に、最上段部分は相当風が強そうだ。
シャッタースピードを遅くしたので、周囲の木々がかなりぶれている。特に、最上段部分は相当風が強そうだ。
この滝は、凍る滝として有名で、昔はテレビで時々見ていた。一度、雪景色も見てみたい気はするのだが、このところの寒波で作木町の積雪は1mを超えているようだし、下手をすると遭難しそうだからちょっと無理かな・・・・
江の川と三江線(さんこうせん)
滝を見た後、再び、川の駅 常清へと向かう。
なぜ、お休みしている川の駅 常清に向かったかというと、川の駅 常清から江の川をはさんで150mほどのところに三江線の線路が見えたからだ。
三江線というのは、広島県の三次駅と島根県の江津駅を結ぶJRの鉄道路線で、一日に上下線合わせて10本ほどしか走っておらず、乗ることはおろか、走っているところを目にすることも難しい「幻の電車」である。

三江線の電車
三江線は、広島県の三次駅と島根県の江津駅を結ぶ路線。幾度も水害にあいながら、なんとか復旧してきたが、昨年、廃線の方針が出された。途中、地上20mの所にホームがあるという宇都井駅が路線にあることでも有名。鉄道好きなら一度は乗ってみたいと思ったことがあるはずだ。
三江線は、広島県の三次駅と島根県の江津駅を結ぶ路線。幾度も水害にあいながら、なんとか復旧してきたが、昨年、廃線の方針が出された。途中、地上20mの所にホームがあるという宇都井駅が路線にあることでも有名。鉄道好きなら一度は乗ってみたいと思ったことがあるはずだ。
赤字を出しながらもなんとか存続してきた三江線だが、ついにJR西日本より廃線の方針が出され、本当に「幻」となりつつある。
せめて写真だけでもと思い、周辺の景色を眺めながら30分ほど待って撮影したのだが、思ったようには撮れなかった・・・
せめて写真だけでもと思い、周辺の景色を眺めながら30分ほど待って撮影したのだが、思ったようには撮れなかった・・・



左/三江線の線路の周囲の風景 右/江の川の流れ
江の川の流れは結構早い。線路はその、江の川をはさんだ向かい側。赤い橋と一緒に電車が写るように狙っていたのだが、橋の近くを電車は通ってこなかった・・・残念。
江の川の流れは結構早い。線路はその、江の川をはさんだ向かい側。赤い橋と一緒に電車が写るように狙っていたのだが、橋の近くを電車は通ってこなかった・・・残念。
電車を待つのもしんどいし、次は電車に乗って撮ってみようかな。その方がシャッターチャンスも多そうだしね。

三江線の電車
県北や島根県で盛んな神楽がデザインされた電車。本当は、鉄橋を走っているところとか撮りたかったんだけど・・・
県北や島根県で盛んな神楽がデザインされた電車。本当は、鉄橋を走っているところとか撮りたかったんだけど・・・
もっといい写真を撮って、三江線廃線阻止を訴えなくちゃね。
★★★★★Data★★★★★★★★★★
1.お出かけした日: 2015年10月28日(水)
2.しんどいわポイント(しんどさを表わします):★★★☆☆
3.走行距離:178Km +7098歩( 徒歩5.1Km)
4.消費エネルギー:ガソリン8.9ℓ+188.1Kcal(ガソリンはリッター20Kmで計算)
5.高速利用:なし
6.目的地(湧永庭園)までの所要時間:1時間24分
7.地図はこちら
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