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三次の桜とカタクリの花 ①

尾関山公園(おぜきやまこうえん)と阿久利姫(あぐりひめ)


向原にあるカタクリ自生地の花が見ごろという噂を聞き、行ってみることにしたのだが、カタクリだけを見に行くのもつまらない。

そこで、少し足を延ばして三次にある尾関山公園の桜を見に行くことにした。
尾関山公園
尾関山公園
尾関山は、もとは小丸積山といい、この辺りを治めていた三吉氏の重臣 上里越後守の居城があったらしいのだが、慶長6年(1601年)、広島藩主となった福島正則の重臣 尾関石見守正勝が2万石を領して入城したことから、尾関山と呼ばれるようになったそうだ。
福島正則改易後、浅野氏が広島藩主となり、寛永9年(1632年)に、浅野因幡守長治が三次藩主として入封した際、ここに下屋敷が造られ、頂上には天文台(発蒙閣)が造られた。

尾関山公園は、尾関山という小さな山(標高202m)にある公園で、もともとお城のあった場所に三次藩が下屋敷を置いたという所だ。

わずかながらお城の面影を残した公園は、春は桜、秋は紅葉の名所として知られている。

阿久利姫の銅像
阿久利姫像
阿久利姫は、初代三次藩主 浅野長治の三女で、7歳まで三次で過ごし、14歳で赤穂藩主 浅野内匠頭長矩に嫁いだ。
刃傷事件の後落飾し、義士討ち入り事件の後連座した人々の赦免嘆願に尽くし、長矩の菩提を弔いながら45年の生涯を閉じたそうだ。
何事もなければ、一生お姫様として幸せに暮らせたものを・・・・
後先考えず、人に切りつける旦那って、どうよ・・・

駐車場から公園内に入り、まず目に入ったのが、阿久利姫(あぐりひめ)の銅像とその前に作られた清心池という枯山水の池だ。

公園の案内図を見ると、この辺りは阿久利園と名付けられているようである。

清心池
清心池
水道代の節約のために水を入れてないのかと思いきや、枯山水の池らしい。
もみじの季節にはライトアップも行われるようだ。

阿久利姫といっても、ピンと来ない人が多いと思うが、阿久利姫は初代三次藩主 浅野長治の娘で、赤穂藩主 浅野内匠頭長矩の正室となった人物である。

刃傷事件の後、落飾して瑤泉院と称したが、赤穂義士達の生活を陰ながら支援し、吉良邸討ち入り事件の後は、連座して島流しとなった義士の息子たちの赦免運動に尽くし、恩赦を実現したといわれている。

突然の夫の死と家の取り潰しという辛い状況の中で、元の家臣たちのことを思いやり、彼らのために尽力した彼女の優しさと強さを思うと、なにか胸が熱くなるものを感じてしまう・・・


尾関山公園展望台 ①


公園の散策もしてみたかったのだが、今回は展望台に登って桜を見る事が目的なので、とりあえず先を急ぐ。

途中、三次小唄の石碑の前を通り過ぎ、少し登ると屋外ステージの設けられた広場へと出た。ここは石見台と呼ばれ、お城の本丸があった場所らしい。
三次小唄歌碑
三次小唄歌碑
三次小唄は音頭や小唄などの「ご当地ソング」が流行した昭和初期に、西条八十氏と中山晋平氏を招いてつくられた物だそうだ。

石見台にも沢山の桜が植えられていて、野鳥の姿も多く見られた。

早朝の散歩はとても気持ちがいい。

石見台と石見台に咲く桜space.jpg石見台の桜
石見台と、石見台に咲く桜
石見台には、枝垂れ桜など沢山の桜が植えられている。
駐車場から本丸のあった石見台までは、300mくらい。あまり大規模な城ではなく、丘城だったようだ。

石見台には、中村憲吉の歌碑があった。

中村憲吉は地元の三次市布野町の出身で、アララギ派の歌人だ。布野町の憲吉の生家は、中村憲吉文芸館として公開されているらしい。前回、尾道に行ったときは寄らなかったのだが、尾道の千光寺前にも、憲吉が晩年を過ごした家が保存され、おのみち文学の館として公開されている。

今度は、文学をテーマにしてあちこち行ってみるのも楽しそうだ。
中村憲吉 歌碑
中村憲吉 歌碑
「この山の 桜にむかひ 流れくる 川ひろくして 水のひかれる」という歌が刻まれている。
中村憲吉は、三次郡上布野村(現在の三次市布野町)の出身で、アララギ派の歌人。布野町は常清滝のある所だ。
布野町の中村憲吉の生家には、中村憲吉文芸館というのが作られているようだ。今度見に行かなくちゃ。

中村憲吉の歌碑の横にある階段を登っていくといよいよ展望台。

展望台は、発蒙閣という天文台の跡地に建てられたもので、石見台よりも一段高いところにあるのだ。

展望台に登る階段にあった木の枠
展望台に登るための階段前にあった木枠
一瞬、何かと思ったが、サービスだったのね。
しかし、枝垂桜でもないのに、うまい具合に枝が垂れ下がっているもんだなぁ。

階段を登ろうとしたら、階段の前に変な木枠が置いてあったので、邪魔だなと思ったのだが、どうやらここで写真を撮るとうまく撮れますよというサービスらしい。

木の枠の中を撮った写真
木の枠の中を撮った写真
個人的には、もう少し階段を斜めから見たかったな。
普通の人より性格的に曲がってるからね。

早速撮ってみたんだけど、どうかな?




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No title

しんどいわ太郎さん、こんばんは

恥ずかしながら、赤穂浪士をろくに知らないとはいえ
奥さんのことは、全然考えたこともありませんでした。

でも、阿久利姫像としてあるということは
芝居の中はともかく、
史実として敬われてったんでしょうね。

本当、奥さんの立場からしたら、旦那は..

Re: No title

三島の苔丸さん、こんばんは。

三次では、阿久利姫の没後10日間、鳴物高声停止令が出され、町ぐるみで喪に服したそうです。
彼女に対する同情もあるのかもしれませんが、義士やその家族のために尽力した彼女に対する敬意を感じます。

三次のマスコットキャラクターでは「きりこちゃん」が有名ですが、阿久利姫をモデルにした「あぐりん」というのもつくられたようです。

是非、応援してあげてください。





> しんどいわ太郎さん、こんばんは
>
> 恥ずかしながら、赤穂浪士をろくに知らないとはいえ
> 奥さんのことは、全然考えたこともありませんでした。
>
> でも、阿久利姫像としてあるということは
> 芝居の中はともかく、
> 史実として敬われてったんでしょうね。
>
> 本当、奥さんの立場からしたら、旦那は..
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