FC2ブログ

三次の彼岸花と安芸郡山城 ⑥

勢溜の壇(せだまりのだん)


本当はすべての郭を見て回りたかったのだが、雨が強くなってきたので仕方がない。

御蔵屋敷跡から尾崎丸を通る下山ルートを通って下山を開始した。
郡山城跡 地図
郡山城地図
登山口で配布している地図より。
安芸高田市観光ナビの観光パンフレットダウンロードページからダウンロードできます。

下山ルートの側には勢溜の壇(せだまりのだん)という郭があるので、少しだけ見学。


勢溜の壇 案内板space.jpg勢溜の壇
左/勢溜の壇 案内板   右/勢溜の壇
尾崎丸方面を守る大型の郭。広さ500~700㎡の郭が四段重ねになっている。右の写真は一番上の郭。写真で見ると、ただの林にしか見えないけど・・・

ここは、高さ1mくらいの段差のある広めの郭を四段にした郭で、本丸を守る兵士が待機していた場所らしい。

この郭は山道に沿って作られているので、尾崎丸を抜けて本丸へと向かう敵兵をここで殲滅する構造になっているのだろう。

満願寺跡


勢溜の壇から100mほど山を下ったところに満願寺跡への入口がある。

急いでいるのだが、資料館で見た石組の池跡を見たかったので、寄ってみることにした。

満願寺跡space.jpg満願寺跡案内板
左/満願寺跡   右/満願寺跡 案内板
案内板によると、満願寺は、天平12年(740年)行基が千手観音木像を彫刻してお寺を建て、木像を安置したことに始まるものと伝えられ、仏像は毛利氏の守護仏だったらしい。お寺は後に、毛利氏とともに広島、萩へと移転したが、現在は防府市内にあるそうだ。

ここにお寺があったとは信じられないくらい、どろどろにぬかるんだ敷地内を歩いていくと、端の方に池だか水たまりだか分からないものがあった。

どうやら、ここが蓮池跡らしい・・・

蓮池跡
蓮池跡
400年前は、ここに蓮の花が咲き乱れ、錦鯉が泳いでたりとかしてたのかな?
今では、端の方にわずかに残る石組がかろうじて池だった頃の面影を残している。

「昔の光今いずこ」ってやつかな・・・


妙寿寺曲輪跡


地図を見ると、満願寺跡のすぐ側に、妙寿寺曲輪という郭がある。

もうここまで来ると、ついでに寄ってみたくなるのが人間の性というやつだ。

湿地帯と化したお寺の跡を歩いていくと、石垣でもあったのだろうか、端の方には大量の石が転がり、2mくらいの急傾斜地に道が造られている。

ここを登ったところが妙寿寺曲輪のようだ。

満願寺跡space.jpg妙寿寺曲輪へ行く道
左/満願寺跡に落ちている大量の石  右/妙寿寺曲輪へ続く道
妙寿寺曲輪と満願寺の間には、2mくらいの段差がある。写真では分かりにくいが、油断すると滑り落ちるくらいの急傾斜だ。この高低差を生かしてここで敵を食い止めるつもりなのだろうが、普段の上り下りは大変そうだ。

雨で滑りやすくなった道をなんとか登り切ると、一面に木の生えた林が広がっていた。

案内板によると、ここが妙寿寺曲輪のメインの郭で、満願寺へと攻め込んだ敵を壁として防ぐ役割があったようだ。南側には帯状に郭が造られ、防御を固めるとともに、南側への通路としても使われていたらしい。

妙寿寺曲輪案内板space.jpg妙寿寺曲輪
左/妙寿寺曲輪案内板  右/妙寿寺曲輪
妙寿寺は、毛利隆元の夫人の菩提寺であったそうだ。お寺がどの辺にあったのかは分からないけど・・・
曲輪はすでに林と化しており、よく分からないのだが、ここが一番大きな郭のようだ。この下には帯曲輪が尾崎丸や本城(郡山城拡張前の本丸)方向に連なっており、本城や尾崎丸へ攻め寄せてきた敵を挟撃できるようになっているのだろう。


尾崎丸


妙寿寺曲輪から、満願寺跡へと戻り、再び下山を開始。

100mほど下ったところに、尾崎丸の案内板が立っていた。
尾崎丸案内板
尾崎丸 案内板
尾崎丸は、長さ42m幅20m、この曲輪群中最大の曲輪。隆元が尾崎殿と称されていたことから、隆元の居館があったと考えられているそうだ。

案内板によると、尾崎丸には毛利隆元の居館があったらしいのだが、案内板が立っている場所は、館を建てるにはどう考えても狭い。

満願寺 仁王門跡
満願寺仁王門跡
ここには、満願寺の仁王門が建てられていたらしい。戦争になると、仁王門を櫓として使う予定だったのかな?

おかしいと思ってよく見てみると、ここは満願寺の仁王門が建てられていた場所で、隆元の居館は、堀切を渡ったところにあったようだ。

尾崎丸 堀切
尾崎丸 堀切
尾崎丸の堀切。下の方までずっと続いているようだ。
深さは1m程度しかないが、おそらく埋まってしまったもので、当時は何メートルもあったのだろう。


本当は、堀切を渡って、尾崎丸を見てみたかったのだが、早く降りないとカメラが濡れてしまうので断念。

また今度来た時にでもゆっくり見ようかな。


展望台


尾崎丸から200mほど歩いたところに展望台があったので、しばし雨宿り。

郡山城 展望台
郡山城 展望台
2階建ての展望台。ふもとから見ると、毛利の一文字に三ツ星の家紋の垂れ幕が見えるのだが、あの垂れ幕は、この展望台にかけてある。
展望台で休んでいると、大きな牡鹿が鳴きながら走り去って行った。命を守るためとはいえ、すごい所に城を造るなぁ・・・

しかし、結局雨は止むことはなく、びしょ濡れになって帰る羽目になってしまった・・・

展望台から見た吉田の町
展望台から見た吉田の町
雨が降っているので、展望台の2階から見る気は起きなかった。どうせガスってよく見えないしね。

折角登ったのに、雨のせいでゆっくり見ることができなかったのがとても残念。

本城の本丸の方にも行ってみたいし、また機会があったら登ってみなくちゃね。



★★★★★Data★★★★★★★★★★

1.お出かけした日: 2016年9月25日(日)
2.しんどいわポイント(しんどさを表わします):★★★☆☆
3.目的地までの所要時間(自宅~吉舎町辻まで):1時間36分(79km)
4.走行距離:166Km(自家用車) +11,221歩( 徒歩8.1Km)
5.消費エネルギー:ガソリン8.3ℓ(ガソリンはリッター20Kmで計算)+330.7Kcal(脂肪燃焼量47.2g)
6.地図はこちら




スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しんどいわ太郎

Author:しんどいわ太郎
いつの間にか、1年遅れになっちゃった・・・
別のブログを立ち上げる予定ですが、ここには季節ネタをちょくちょくあげて残しておくつもりです。
新しいブログにデータを移すのはめんどくさいからね・・・

最新記事
最新記事の地図
カテゴリ
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

11月 | 2019年12月 | 01月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


アクセスカウンター
リンク
天気予報
広告エリア










写真素材のピクスタ