柳井の街並み~金魚ちょうちんの町~⑥
湘江庵と柳の木
光台寺のある丘を降り、柳井の地名のもととなったという湘江庵に入ってみた。



左/湘江庵山門 右/湘江庵 御堂
ここ湘江庵は、江戸時代から町人が集まって、句会やお茶をする公民館のような役割を果たしたそうだ。御堂には、日本三大虚空蔵菩薩のうちの一つである十一面観音像が祀られている。
ここ湘江庵は、江戸時代から町人が集まって、句会やお茶をする公民館のような役割を果たしたそうだ。御堂には、日本三大虚空蔵菩薩のうちの一つである十一面観音像が祀られている。
境内には、豊後の国から都の用明天皇のもとへ行く途中、嵐のために流れ着いた般若姫が水を飲んだという井戸と、水のお礼にと刺した柳の楊枝から育ったという柳(現在5代目)が生えている。
この柳の楊枝と井戸で、この地が「楊井」と呼ばれるようになり、そこから「柳井」に変わったそうだ。



左/湘江庵境内の井戸 右/湘江庵 境内の柳の木
柳の楊枝と井戸で「楊井」、そこから「柳井」に変わったそうだ。ちなみに、独歩の旧家に行く途中にあった姫田川は、般若姫が手を洗ったことから、「姫手川」と名付けられ、それが「姫田川」に変化したものらしい。
柳の楊枝と井戸で「楊井」、そこから「柳井」に変わったそうだ。ちなみに、独歩の旧家に行く途中にあった姫田川は、般若姫が手を洗ったことから、「姫手川」と名付けられ、それが「姫田川」に変化したものらしい。

湘江庵の井戸の水(?)
般若姫の伝説は、まとめるとこんな感じかな?
豊後の国(大分県)の満野長者の娘 般若姫が、用明天皇のもとにいくために、船で都にのぼろうとしたところ、途中で嵐に会い、柳井に流れ着いた。喉の渇きを訴えた姫に、井戸の水を差しあげたところ、「おいしい」とたいそう喜び、お礼にと井戸のそばに、中国の明帝大王(みんていだいおう)から送られた不老長寿の柳の楊枝を挿したところ、楊枝は一夜にして芽を吹き、柳の大木となったと伝えられている。
般若姫の伝説は、平生町観光協会ホームページの般若姫伝説に書かれているので、読んでみてください。
ところで、井戸の水を飲むと姫のように美しくなれるということで、井戸の側にある龍の口から出ている水を飲んでみたのだが、全然美しくなった気がしない。
救いようのない顔なのか?
般若姫の伝説は、まとめるとこんな感じかな?
豊後の国(大分県)の満野長者の娘 般若姫が、用明天皇のもとにいくために、船で都にのぼろうとしたところ、途中で嵐に会い、柳井に流れ着いた。喉の渇きを訴えた姫に、井戸の水を差しあげたところ、「おいしい」とたいそう喜び、お礼にと井戸のそばに、中国の明帝大王(みんていだいおう)から送られた不老長寿の柳の楊枝を挿したところ、楊枝は一夜にして芽を吹き、柳の大木となったと伝えられている。
般若姫の伝説は、平生町観光協会ホームページの般若姫伝説に書かれているので、読んでみてください。
ところで、井戸の水を飲むと姫のように美しくなれるということで、井戸の側にある龍の口から出ている水を飲んでみたのだが、全然美しくなった気がしない。
救いようのない顔なのか?
柳井の隣の平生(ひらお)町には、用明天皇が般若姫の菩提を弔うために建てたといわれる般若寺があり、般若姫のお墓もあるらしい。
ものすごい山の中にあるから、登るのが大変そうだけど、一度行ってみたいなぁ。
ものすごい山の中にあるから、登るのが大変そうだけど、一度行ってみたいなぁ。
麗都路通り(レトロどおり)
光台寺付近を散策しているうちにお昼になったので、昼食を食べるために柳井駅前のメイン通りに出てみた。
柳井駅前の通りは、レンガが敷き詰められ、麗都路通りと名付けられている。明治、大正期をコンセプトにデザインされたものらしい。



左/麗都路通り 右/麗都路通りの郵便ポスト
麗都路通りというネーミングセンスがレトロな気がしなくもない(1970年代の「夜露死苦」的な感じ?)のだが、レンガ色で統一されているので、結構きれい。郵便ポストも、町並み資料館(旧周防銀行)の形をしていてお洒落。
麗都路通りというネーミングセンスがレトロな気がしなくもない(1970年代の「夜露死苦」的な感じ?)のだが、レンガ色で統一されているので、結構きれい。郵便ポストも、町並み資料館(旧周防銀行)の形をしていてお洒落。
麗都路通りには、金魚ちょうちんのモニュメントが置かれた公園があり、金魚ちょうちんにかける町の意気込みが感じられる。



左/金魚ちょうちんのモニュメント 右/公園の四阿
柳井川の橋の側にある小さな公園には、金魚ちょうちんのモニュメントと、金魚ちょうちんのタイル絵の飾られた四阿がある。柳井といえば、やっぱり金魚ちょうちんだよね。
柳井川の橋の側にある小さな公園には、金魚ちょうちんのモニュメントと、金魚ちょうちんのタイル絵の飾られた四阿がある。柳井といえば、やっぱり金魚ちょうちんだよね。
また、オルゴールの館グリムという、麗都路通りのシンボル的な建物もあって、町の雰囲気づくりに一役買っている。
思ってたより少し(かなり?)小っちゃかったけど・・・・



左/オルゴールの館グリム 右/オルゴールの館グリムのオルゴール
日本唯一のオルゴール作曲家橋本勇夫さんの曲を奏でるオルゴール。しかし、この建物、写真で見るとよく分からないけど、とても小さい。観光案内のパンフレットを見て、オルゴール博物館だと思っていたのに・・・
日本唯一のオルゴール作曲家橋本勇夫さんの曲を奏でるオルゴール。しかし、この建物、写真で見るとよく分からないけど、とても小さい。観光案内のパンフレットを見て、オルゴール博物館だと思っていたのに・・・
結局、レトロ通りでは食事のできる店を見つけることができず、町を彷徨っているうちに喫茶店「れーがん」というお店にたどり着いた。
お昼を食べるために、2時間も町を彷徨って疲れちゃったけど、喫茶店「れーがん」さんでは、新柳井名物の「甘露醤油ラーメン」が食べられたから、よしとしましょう。

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