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井仁の棚田・吉水園②

吉水園(よしみずえん)①

井仁の棚田を出て、一般公開されている吉水園(よしみずえん)に行くため、加計の町に向かった。

吉水園は回遊式の庭園(散策して景色を楽しむ庭園)で、県の名勝に指定されている。

一般公開は、春と秋の2週間ずつ(土日のみ)、つまり年間 計8日間のみである。

吉水園(外観)space.jpg山口誓子の句碑
左/吉水園(外観) 広島藩主や山口誓子、湯川秀樹、岸信介等も訪れたという。  右/山口誓子の句碑 「藻の疊もりあをがへる落ちてよし」と書いてある。

吉水園は江戸時代半ばの天明元年(1781年)から、この地で製鉄業により富を築いた加計隅屋(隅屋は屋号)16代当主の佐々木八右衛門正任が山荘として建設をはじめたもので、広島の縮景園も手がけた京都の庭師 清水七郎右衛門の手により3度に渡って改造修理が行われたという。

吉水亭(きっすいてい)space.jpg玉壷池
左/吉水亭  右/玉壷池(たまつぼいけ)山口誓子の句碑にあった「藻の畳」とはこのことかな?

門を入ると池(玉壷池)があり、30mもいかないうちにメインの建物の吉水亭(よしみずてい)にたどり着く。大金持ちの別邸なのでもっと大きいのかと思っていたが、案外とこじんまりしている。

吉水亭の中に入ると、製鉄で栄えた家らしく神社に奉納したズク(銑鉄)や鉄瓶などが飾られ、その先に景色を眺めるための高間(中二階)がある。

絵馬として神社に奉納されたズク(銑鉄)space.jpg高間
左/絵馬として神社に奉納されたズク(銑鉄) 日本古来のたたら製法では、ケラ(素鋼塊)とズク(銑鉄)ができる。ズクは包丁鉄などに加工される 右/写真右側の階段を登ったところが高間


遠くの太田川と山並みを借景として、この高間から見る庭園の眺めがこの吉水園の最高の鑑賞ポイントだそうだ。

吉水亭からの眺め
吉水亭からの眺め  紅葉が紅葉するとさぞかしきれいだろう。

吉水亭の裏にまわるときれいな湧き水が出ていた。そして、そこから建物を見ると雨戸の上の欄間に見事な透かし彫りが彫られていた。菊水・水車・水仙が彫られているらしい。

こういう細かいところへのこだわりはさすがだと思う。

吉水井space.jpg欄間の透かし彫り
左/吉水井 きれいな湧き水  右/吉水井の前 欄間に透かし彫りがある。

せっかくなので園内を散策してみる。なんたって、回遊式の庭園だから・・・

吉水亭を出てすぐのところに鳥居があり、その側にはご神木と思しき大きな杉の木が生えていた。そして、階段を登ったところに社があった。

園内の鳥居space.jpg金屋子社
園内の神社 金屋子社(かなやごしゃ) たたらの神様。人々に鉄作りの技術を教えたという。

鉄山経営で栄えた家らしく、出雲の国比田から勧請したというたたらの神様 金屋子社(かなやごしゃ)とその隣には琴平社と稲荷社が一つの社の中に祀られていた。

そこから少し歩いて薬師堂を見た後、再び吉水亭の前の池に戻ってみる。なぜかというと、モリアオガエルの産卵を見たかったからである。

実は、ここ吉水園はモリアオガエルの繁殖地として知られ、「吉水園のモリアオガエル」として県の天然記念物に指定されているのだ。

松林庵 薬師堂space.jpgモリアオガエルの卵space.jpgモリアオガエルの卵
左/松林庵 薬師堂 中・右/モリアオガエルの卵


モリアオガエルの卵塊は「延命の小ぶくろ」といわれ、見た人は寿命が延びるといわれるほど珍しいものらしいが、池の周りの木を見ると、ありがたみがなくなるほど沢山の卵塊があった。

これで私の寿命も百年くらいは延びた・・・よね?



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